MovableTypeのバックアップ手順
コンテンツがサーバーのデータベースで一元管理されていて安心なブログのシステムですが、不測の事態に備えて入力した記事の内容、各種テンプレートやMovableTypeに設定した情報などを確実に保存するにはバックアップを行ってください。
Movable Typeの管理画面の「エントリーの書き出し・読み込み」機能では不充分。
この機能は、テンプレートやシステムに設定した情報は書き出しできません。また、管理されているエントリー番号や出力されるURLが変わってしまう場合があるので、リンク切れが発生したりします。ですので、障害時の復旧用のバックアップとしては、使いものになりません。
▼ 一番、確実なバックアップ方法をMySQLの環境を例に説明します。
MySQLの場合には、phpMyAdminを使って作業を行います。
MySQLのバックアップ手順
・phpMyAdminにログインします
・MovableTypeと同じ文字コードを選択
・MovableTypeで利用しているデータベースを選択
・「エクスポート」をクリック
・「構造」≫「DROP TABLE」をチェックする
・「ファイルで保存する」をチェックする
・「実行」ボタンを押して保存先を指定する
これで、MovableTypeで入力、設定した全ての内容が書き出されます。
BarkleyDBを利用している場合は、ftpで.dbフォルダーの内容をダウンロードするだけで完了です。
アップロードされた写真など写真を気軽に張り込めるのがブログの良さでもありますが、後から個別にアップロードし直すとなると大変な手間になります。アップロードするフォルダーを一箇所にまとめて、フォルダー単位でダウンロードできるようにしておくとバックアップも簡単です。
他に直接アップしたデータがある場合は、忘れずにバックアップを行ってください。
▼ リストア(復旧)の手順
MySQLの復旧手順
phpMyAdminにログイン します
MovableTypeと同じ文字コードを選択
MovableTypeで利用しているデータベースを選択
「SQL」をクリック
「インポートファイル」をクリック
「参照」ボタンを押してバックアップされたファイルを選択
「実行」ボタンを押す
写真など直接ファイルで置かれているものを、もとのフォルダーにアップロードします。
あとは、「サイトの再構築」を行えば完了です。
定期的に自分のパソコンにバックアップを行うことも大切ですが、サーバー側の安全対策も合わせて行うことで、より安全性の高い環境を構築してください。
サーバーの乗せ変え作業も基本的には同様の手順となります。
「ちょっとテクニカル」の一覧
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- MovableTypeのバックアップ手順
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- Movable Typeでカテゴリーごとに表示内容を変える
- Movable TypeのSEO対策
- MovableTypeにはPHPがお勧めです
- Google SitemapsをMovableTypeで自動作成
- PHPでMovable Typeの更新を高速化する
- Movable Type 3.2でスパム対策が強化
- テンプレートの編集をホームページ作成ソフトで効率的に
- Movable Typeでカテゴリーの並び順を変更する
- ブログのページに表データを挿入するには
- Movable Type 3.3 に関して(移行の注意点など)
- Movable Typeで海外からのスパムを自動で駆除する
- Movable Typeで携帯サイトに対応
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