対応する携帯ページをGoogleに正しく認識させる
Movable Typeで作成したサイトの場合、1つのエントリーからPC用と携帯用の異なるレイアウトのページを同時に書き出すことが出来ますので、文字中心のコンテンツのサイトですと手間を掛けないで両方のサイトを更新することが可能となります。
携帯サイトへの集客ですが、以前はPCと大きく異なっていましたが、GoogleまたはYahoo!がメインの検索エンジンとして採用されたことにより、携帯でも検索による集客が主流となってきています。
携帯サイトのSEO対策に関して、基本的な考え方はPCサイトと同じではありますが、対策は別に行う必要があります。Yahoo! やGoogleの検索エンジンもPCと携帯では別になっていますので、携帯向けページは別にインデックスさせる必要があります。
携帯向けサイトから被リンクを受けることで携帯のクローラーに認識させることになります。PCサイト同様に携帯ページのSitemapsを用意することでインデックスを早めることが期待できます。
Googleモバイルは、携帯向けのサイトとPC向けのサイトの両方を検索結果に表示しますので、既にSEOされたPCサイトを持っている場合には、対応する携帯サイトを用意するだけで携帯でも集客が期待できます。
ただし、PCサイトが検索結果に表示されるだけですと、Google Wireless Transcoderにより自動的に変換した携帯向けの簡易なページが表示されてしまいますので、対応した携帯ページを正しく伝える必要があります。
具体的には、.htaccess やphpを利用しアクセスしてきた端末情報でPCページと携帯ページを振り分ける設定を行います。携帯でPCページにアクセスしたときに端末情報を見て、携帯ページにリダイレクトさせます。携帯向けのクローラーを携帯ページに誘導する効果も期待されます。
2009/02からはGoogleモバイルの検索結果に携帯とPCサイトが混在されて表示されるようになっていますので、この対応を行うだけでdocomo からの訪問が確実に増えています。
サーバーなど環境の違いにより.htaccess のリダイレクト設定を行っても、Google Wireless Transcoderにより変換されたPCページが表示される場合があります。
Googleに対応する携帯サイト(ページ)を確実に認識させるには、Mobile Link Discoveryで定義された仕様で対応する携帯ページのURLを記載することで対応します。
<head> ~ </head>の間に
<link rel="alternate" media="handheld" href="携帯ページのURL" />
Mobile Link DiscoveryはYahoo!モバイルも対応しており、対応する掲載ページが定義されている場合には、自動変換は行われないで、携帯ページにリダイレクトされます。
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